高橋顕也

吉田研究室出身
立命館大学産業社会学部 准教授
2013年度 博士後期課程修了
E-mail: atkhsh★fc.ritsumei.ac.jp (Replace ★ with @)

研究テーマ

  • シンボリック・メディアを焦点とした社会理論の構築
    • キーワード: メディア シンボリック・メディア 社会システム 機能分化 社会理論

研究業績

単著

  1. 『社会システムとメディア ―理論社会学における総合の試み―』ナカニシヤ出版、2016年3月

共著

  1. 高橋顕也「第5章 メディア研究と社会学理論」、浪田陽子・福間良明(編)『はじめてのメディア研究〔第2版〕 「基礎知識」から「テーマの見つけ方」まで』、世界思想社、131-155頁、2021年2月
  2. 高橋顕也「機能分化社会と公共圏――メディア論の視点から」、田中紀行・吉田純(編)『モダニティの変容と公共圏』、京都大学学術出版会、57-76頁、2014年1月

論文

  1. Takahashi, A., “Society Cannot Accelerate: On the Logical Consistency between Sociological Systems Theory and Social Acceleration Theory”, Ritsumeikan Social Sciences Review, 60(1), 195-206, June 2024.
  2. 高橋顕也「社会は加速できない ―社会学的システム理論と社会的加速理論の両立可能性について―」、『メディア・コミュニケーション』(慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所)、第74号、19-28頁、2024年
  3. 高橋顕也「社会学的時間概念の公理論化 : 真木悠介「時間の 4 類型」を適用事例として」、『社会の時間―新たな「時間の社会学」の構築へ向けて―』(科研費19K02145研究報告書)、42-51頁、2022年6月
  4. 高橋顕也「社会学的システム理論におけるメディア・形式・時間・システム概念の数理的構造をめぐる試論」、『社会学雑誌』(神戸大学社会学研究会)、第37号、103-111頁、2020年8
  5. Takahashi A., “Mita’s Four Ideal Types of Time Revisited: Axiomatization of Sociological Concepts of Time (1)”,  Ritsumeikan Social Sciences Review55(3), 67-76, February 2020.
  6. Takahashi, A.,“On the Concept of “Lived Choice” and Its Potential Uses in Sociological Theory”, Socialsystems: political, legal and economic studies, 19, 211-221, March, 2016
  7. Takahashi, A., “On the Complementary Relationship between Causality and Function in Sociological Theory: A Commentary on the Recent Theoretical Controversy over Action Theory and Systems Theory”,Socialsystems: political, legal and economic studies, 18, 27-37, 2015
  8. 高橋顕也「社会学的メディア理論の基礎 ―システム理論と行為理論の総合の試み―」京都大学大学院人間・環境学研究科 2013年度博士論文
  9. 高橋顕也「メディアとしての健康 ―システム論的メディア分析の方法論についての試論―」、『社会システム研究』、第17号、123-143頁、2014年
  10. 高橋顕也「ルーマンにおける象徴的に一般化されたメディア概念のモデル転換とその意義」、『社会学史研究』、第34号、69-85頁、2012年
  11. 高橋顕也「社会学的システム理論におけるコミュニケーション・メディア論の一展開について―N. ルーマンの社会システム理論とH.ヴィルケの象徴システム理論の理論比較―」、『社会システム研究』、第15号、23-32頁、2012年
  12. 高橋顕也「ルーマンの社会理論におけるメディア概念の位置と可能性―『システムによる構成』から『システムの発生』をめぐる問題へ―」、『ソシオロジ』、第173号、19-34頁、2012年
  13. 高橋顕也「N. ルーマンのシステム理論におけるメディア概念の可能性をめぐる考察」、『社会システム研究』、第14号、69-80頁、2011年
  14. 高橋顕也「N.ルーマンの近代社会論――Die Gesellschaft der Gesellschaft における機能分化論を通して」、国際共同研究「公共圏と『多元的近代』の社会学理論」成果報告書、京都大学グローバルCOE「親密圏と公共圏の再編成を目指すアジア拠点」、53-69頁、2010年
  15. 高橋顕也・車愛順「オンライン・コミュニケーションにおける「世論」と公共圏の分化をめぐる日韓比較調査」、京都大学グローバルCOE プログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」ワーキングペーパー、2009年11月
  16. 高橋顕也「情報社会の包括的分析枠組みへの理論社会学的アプローチ―『システム‐アーキテクチャ分析』の構築へ向けて―」京都大学大学院人間・環境学研究科 2007年度修士論文

研究ノート

  1. Takahashi, A., “An Essay on Mathematical Structures of the Concepts of Medium, Form, Time and System in Sociological Systems Theory”, Ritsumeikan Social Sciences Review, 59(4), 135-143, March 2024.

書評

  1. 高橋顕也「加速という近代の宿命と社会批判の新たな地平 ―読者は本書のそこかしこから、自分たちの社会生活に潜む社会理論的、時間論的な洞察を得ることができる」『図書新聞』3567号、3面、2022年11月19日(書評対象:ハルトムート・ローザ著/出口剛司監訳『加速する社会 近代における時間構造の変容』福村出版、2022年)
  2. 高橋顕也「社会学とシステム理論の錯綜した関係を見透すことのできる稀有な地図」『図書新聞』3513号、4面、2021年9月25日(書評対象:赤堀三郎著『社会学的システム理論の軌跡 ソシオサイバネティクスとニクラス・ルーマン』春風社、2021年)

書評に応えて

  1. 書評に応えて 『社会システムとメディア ―理論社会学における総合の試み―』、『ソシオロジ』、第189号、154-158頁、2017年

翻訳

  1. クレメンス・クローネベルク(著)高橋顕也(訳)「第二次世界大戦におけるユダヤ人の救出(2)」、『社会システム研究』第22号、275-310頁、2019年3月
  2. クレメンス・クローネベルク(著)高橋顕也(訳)「第二次世界大戦におけるユダヤ人の救出(1)」、『社会システム研究』第21号、249-272頁、2018年3月
  3. クレメンス・クローネベルク(著)高橋顕也(訳)「民主国家における投票参加」、『大阪薬科大学紀要』、第11号、47-83頁、2017年
  4. クレメンス・クローネベルク(著)高橋顕也(訳)『社会的行為の説明―統合理論の基礎と応用―』1-5,8&9章、京都大学大学院人間・環境学研究科 2013年度博士論文(参考論文)
  5. 林端(著)高橋顕也(訳)「グローバリゼーションの到来と儒教倫理――社会学的研究」、田中紀行・吉田純(編)『モダニティの変容と公共圏』、京都大学学術出版会、217-242頁、2014年1月
  6. ニクラス・ルーマン(著)高橋顕也(訳)「形式としての記号」、『社会システム研究』、第16号、207-226頁、2013年

研究例会報告

  1. 高橋顕也「システム論的メディア研究の条件――ルーマン理論の応用可能性を中心に――」、『社会学史研究』、第35号、81-84頁、2013年

口頭発表

  1. 高橋顕也「社会は加速できない ―社会学的システム理論と社会的加速理論の両立可能性について―」、第96回日本社会学会大会、立正大学、2023年10月8日
  2. 高橋顕也「 社会学的システム理論におけるメディア・形式・時間・システム概念の数理的構造をめぐる試論 ―社会学的時間概念の公理論化(2)―  」、第71回関西社会学会大会、龍谷大学(オンデマンド部会)、2020年10月10-11日
  3. 高橋顕也「真木『時間の 4 類型』・再考 ―社会学的時間概念の公理論化(1)―」、第70回関西社会学会大会、関西学院大学、2019年6月2日
  4. 高橋顕也「ルーマン・システム理論におけるGesellschaft概念の有用性の検討」、第90回日本社会学会大会、東京大学、2017年11月4日
  5. 高橋顕也「分化理論の系譜と『社会』の語り方」、第57回日本社会学史学会大会、広島大学、2017年6月25日
  6. 高橋顕也「シンボリック・メディアの動態―自己言及性について―」、第67回関西社会学会大会、大阪大学、2016年5月28日
  7. 高橋顕也「フォーラムにみられる公共性の組織」、第4回ニフティフォーラム研究報告会、東京カルチャーカルチャー、2016年3月29日
  8. 高橋顕也「シンボリック・メディアのダイナミクス―システム理論の展開可能性について―」、第62回東北社会学会大会、東北大学、2015年7月19日
  9. 高橋顕也「経験的問題としての機能分化―システム理論は行為の説明にどのような貢献ができるのか―」、第55回日本社会学史学会大会、京都大学、2015年6月27日
  10. 高橋顕也「公共圏をめぐる尺度作成の試み」、第3回ニフティフォーラム研究報告会、ニフティ株式会社、2015年3月27日
  11. 高橋顕也「システム理論と行為理論がとりうる関係性をめぐる論点整理と評価―シンボリック・メディア現象と機能分化に着目して―」、第87回日本社会学会大会、神戸大学、2014年11月22日
  12. Takahashi, A., “On the Function of ‘Symbolic Media’ in the Process of Functional Differentiation”, the XVIII ISA World Congress of Sociology, Yokohama Japan, July 17th 2014.
  13. 高橋顕也「データからいかにして公共圏をみつけだすか ―社会学的研究の可能性―」、第2回ニフティフォーラム研究報告会、ニフティ株式会社、2014年3月26日
  14. 高橋顕也「社会学の分析原理としての合理性――システム合理性と効用最大化原理をめぐる理論比較――」、第60回東北社会学会大会、東北大学、2013年7月21日
  15. 高橋顕也「統合的社会理論の可能性――N. ルーマンのシステム理論とH. エサーの行為理論をめぐる論争を事例として――」、第53回日本社会学史学会大会、佛教大学、2013年6月29日
  16. 高橋顕也「システム論的メディア研究の条件――Luhmann理論の応用可能性を中心に――」、2012年度第1回日本社会学史学会関西例会、京都大学、2012年10月27日
  17. 高橋顕也「メディア概念に対する行為理論的アプローチとシステム理論的アプローチの比較」、第7回日本社会学理論学会大会、立命館大学、2012年9月1日
  18. 高橋顕也「行為か、コミュニケーションか、および/あるいはメディアか――社会システム理論における基本単位をめぐる議論について――」、第63回関西社会学会大会、皇學館大学、2012年5月26日
  19. 高橋顕也「ルーマンのシステム理論におけるシステム同一性の問題をめぐる一考察――メディア概念の位置と可能性から――」、第84回日本社会学会大会、関西大学、2011年9月17日
  20. 高橋顕也「ルーマン理論におけるメディア概念の位置と可能性についての試論」、第58回東北社会学会大会、宮城学院女子大学、2011年7月18日
  21. 高橋顕也「社会システム理論におけるシンボリック・メディアの位置づけ――パーソンズおよびルーマンを事例として――」、第51回社会学史学会大会、京都橘大学、2011年6月25日
  22. 高橋顕也「ルーマンの社会理論におけるメディア概念の位置と可能性――『システムによる構成』から『システムの発生』をめぐる問題へ――」、第62回関西社会学会大会、甲南女子大学、2011年5月29日
  23. 車愛順・高橋顕也「インターパーソナル・コミュニケーションを通した潜在的公共圏の形成と維持の研究―韓国のソーシャルメディア・カフェ『アゴラ』の事例から―」2010年度日本社会情報学会(JASI & JSIS)合同研究大会、長崎県立大学シーボルト校、2010年9月5日
  24. 高橋顕也「H. Willke の象徴システム理論についての考察――社会システムと言語の関係づけを焦点として――」、第61回関西社会学会大会、名古屋市立大学、2010年5月29日
  25. 車愛順・高橋顕也「インターパーソナル・コミュニケーションを通した潜在的公共圏の形成と維持の研究」、京都大学グローバルCOE プログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」研究成果報告会、京都大学、2010年2月17日
  26. 高橋顕也・車愛順・森俊樹「オンライン・コミュニケーションにおける「世論」と公共圏の分化をめぐる日韓比較調査」、京都大学グローバルCOE プログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」研究成果報告会、京都大学、2009年4月7日
  27. 高橋顕也「情報社会の包括的分析枠組みへの理論的アプローチ―吉田民人およびN.ルーマンの社会理論の検討から―」、関西社会学会第59回大会、松山大学、2008年5月25日

受賞

 

研究助成

 

教育(非常勤講師分のみ)

 

2022年度

前期

  • 京都大学 国際高等教育院「社会学Ⅰ」

後期

  • 京都大学 国際高等教育院「社会学Ⅱ」

 

2021年度

前期
  • 京都大学 国際高等教育院「社会学Ⅰ」
後期
  • 京都大学 国際高等教育院「社会学Ⅱ」

 

2020年度

夏季集中講義
  • 京都大学 国際高等教育院「社会学各論Ⅰ」

 

2019年度

後期
  • 京都大学 国際高等教育院「社会学各論Ⅰ」

 

2018年度

後期
  • 関西大学 社会学部 メディア専攻「基礎研究2」

 

2017年度

前期
  • 大阪医科大学 医学部「セミナー1(文系)」(社会学)
  • 大阪薬科大学 薬学部「社会分析の基礎(教養)」
  • 同上「異文化言語演習1」
  • 大阪経済大学 人間科学部「マスコミュニケーション論」
  • 神戸学院大学 現代社会学部「社会調査法Ⅱ」(社会調査士C科目)

後期

  • 大阪医科大学 医学部「セミナー2(文系)」(社会学)
  • 大阪薬科大学 薬学部「異文化言語演習2」
  • 大阪経済大学 人間科学部「メディアリテラシー論」
  • 関西大学 社会学部メディア専攻「基礎研究2」
  • 龍谷大学 社会学部「社会学の成立」/「社会学のあゆみⅠ」

 

2016年度

前期
  • 大阪医科大学 医学部「セミナー1(文系)」(社会学)
  • 大阪薬科大学 薬学部「社会分析の基礎(教養)」
  • 同上「異文化言語演習1」
  • 大阪経済大学 人間科学部「マスコミュニケーション論」
後期
  • 大阪医科大学 医学部「セミナー2(文系)」(社会学)
  • 大阪薬科大学 薬学部「異文化言語演習2」
  • 大阪経済大学 人間科学部「メディアリテラシー論」
  • 関西大学 社会学部メディア専攻「基礎研究2」
  • (秋第2クォーター)
    立命館アジア太平洋大学「テクノロジーとニューメディアJA」
集中講義
  • 神戸学院大学 現代社会学部「社会統計学B」(社会調査士D科目)

 

2015年度

前期
  • 大阪医科大学 医学部「セミナー1(文系)」(社会学)
  • 大阪薬科大学 薬学部「社会分析の基礎(教養)」
後期
  • 大阪医科大学 医学部「セミナー2(文系)」(社会学)

 

2014年度

前期
  • 大阪医科大学 医学部「セミナー1(文系)」(社会学)
後期
  • 大阪医科大学 医学部「セミナー2(文系)」(社会学)