高橋研究室
2011年3月 修士課程修了
研究テーマ
- 自己目的化した笑顔
- 現代社会では、人々は笑顔に大きな価値を置き、自らが美しい笑顔でいることに満足感を覚えるという側面がある。「嬉しい」「楽しい」などの感情を必ずしも伴うのではなく、それらの感情から解放され、単に笑顔それ自体を志向している部分がある。このような笑顔を「自己目的化した笑顔」と呼ぶことにし、社会における過剰ともいえる笑顔の重要視および自己目的化という現象を読み解いていく。この研究成果が、現状に対して人々が自立的に行動できるための有効な判断材料となりえることを目指す。
研究業績
論文
- 小谷祥代「現代社会における笑顔の機能分析」、京都大学大学院人間・環境学研究科、2010年度修士論文